コーヒーの美味しさは、8割豆で決まる。
美味しいコーヒーを飲ませてくれる喫茶店のマスタが
おっしゃってた言葉です。
いえいえ、どんなに美味しい豆でも
美味しく淹れられるかどうかはその方の腕だと思います。。。
やっぱり美味しく淹れられるのは大事ですし、美味しく淹れられる方は尊敬します。
お料理とも共通してる気がします。
どんなに美味しい豆使っても淹れ方悪くて、良さが分からなかったらもったいないし、
むしろ美味しい豆を買う意味ないんじゃないかと。^^;
そんな訳で今回のイベントに来た一番の目的
おいしいコーヒーの淹れ方 ~ペーパードリップ編~ です^^
参加者が会場中央に集まって、
三橋さんが淹れるところを実演しながら、教えて下さいました^^
道具はこんな感じ
左がサーバー(下)とドリッパー(上)の組み合わせ。
右上は粉とスプーン。
右下がコーヒーポット。
コーヒーカップ(写ってないけど)、ドリッパー、サーバーは暖めておくと尚良し。
まずはドリッパーにペーパーをセット・・・・する前に
ペーパーのフチを折ります。
今回は円錐形のちと変わったドリッパーを使ったので
ペーパーの形もちと変わって円錐形なんですが・・基本はほぼ一緒です。
左側のフチに線が見えると思います。
そこがデコボコして紙を重ねてかみ合うようになってます。
そこを折り返します。
よく見るペーパーは底にも同じように線が入ってるので、底とフチの2箇所を折ります。
気をつけるのは折る向きをそれぞれ逆にすること。
びしっとペーパーをセットしたら、粉投入。
分量は豆10gに対し、お湯150ccが目安。
お湯は沸騰してから少し置いたもの。約80度~85度位。
沸騰してると雑味が出やすいそうです。
この温度が分かりにくいんですよね~^^;
同じ豆で淹れてもムラが出る原因のひとつは温度な気がします^^;
粉を入れた後、ドリッパーごと軽~く揺すって粉の表面を平らに。
うんうん。大丈夫やってます。
平らな方がムラが出ない。でも叩くようにしちゃうと詰まってイマイチとか聞いたことがあります。
うんうん。ここまでは普段淹れてる通りっす。
ん・・・??
豆の真ん中軽く指で押して、少しくぼませるらしいです。
これは今度からやってみます。
でも、何でなんでしょ?
ドリッパーの形に対して、ムラは少なくなりそうではありますが;;
質問タイムに聞けば良かったと反省○| ̄|_
まぁ、今更言っても仕方が無いので先に進みまして^^;
お湯を入れま~す。
まずは粉を湿らせるように、"の"の字を書きながら細く、静かに、ゆっくりお湯を注ぎます。
粉全体が湿ってポタポタと少しお湯が垂れた頃に、お湯を注ぐのを一旦やめて20秒~30秒蒸らし。
喫茶店のマスタやコーヒーを淹れる方と話していると
この蒸らしがすごく大事ってよく聞きます。
今回、この蒸らしの間に何が起きているのかを教わることができました。
焙煎した豆は膨らんでスポンジ状になると前回の記事で書きましたが、
このスポンジ状の部分に炭酸ガスを抱え込んでるらしいんです。
それがお湯で湿らせることで、炭酸ガスが温まって外に抜け始めるそうです。
(焙煎してから時間が経つと、どんどん炭酸ガスが抜けちゃうんですが)
新鮮な粉でコーヒーを淹れると”膨らむ”とよく聞きますが、
膨らむのは炭酸ガスのおかげだってのを知ったのが新鮮でした。
蒸らした後は、再び"の"の字をかくようにお湯を注ぎます。
ここで新鮮だと膨らむんですが、
逆に泡が極端に膨らみ過ぎるのは、
蒸らしが足りなく、先に書いた炭酸ガスを抱え込んだままなんだとか。
焙煎と炭酸ガスと蒸らしを関連付けて教わることができたのが
今回のイベントで1,2を争う位、ためになったと思う点でした。
ここらへんでポイント(・▽・)つ
・ペーパーにはお湯がかからないように。
・粉が膨らんで、表面にクリーミーな泡が残る程度で注ぐのストップ。
・粉のふくらみが凹んで、お湯が落ちきってしまう前に、お湯追加。
・ドリッパーにはお湯を切らさないように。でも注ぎすぎてたぷたぷにならない程度に
・分量のコーヒーが出たら、お湯が全部落ちきる前にサーバーから外す。
これらのポイントは、薄くなったり、雑味が出るのを防ぐため。
1,2,4番目が薄くならないように。
3,5番目は雑味を防ぐため。
一応コーヒー好きのはしくれとして、ここら辺は押さえていたんですが、
会場で一番「知らなかった」と声が多かったのは最後の「お湯が落ちきる前に・・・」でした。
「もったいなくて、出し切ろうとしてた。」と。
この後、会場では実践タイムがあり、実際に淹れてみました。
自分で淹れてなんですが、普段淹れるより美味しかったです^^
お次は、美味しいコーヒーの淹れ方 (コーヒープレス編)です。
そろそろ飽きた方すみません。o(__o
あまりに充実の内容だったのでもうちょい続きます。
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