前回の記事でレシピを書かなかったいももち。
そもそも、いももちの知名度って全国的にはどうなんでしょ^^;
数少ない北海道の郷土料理?的なメニューです。
北海道って郷土料理少ないと思うんです。
ご存知とは思いますが、
北海道は元々アイヌと呼ばれる方々が住んでいた所に、
全国から人が移り住んできた土地です。それも早くて江戸後期、大半は明治以降。
そのせいか、方言も色々な地域のが混ざってる事が少なくなく、
郷土料理もあまり・・・^^;
そんな中、貴重な?一品です。
いえいえ、作り方はいたってシンプルなんですけどね(^▽^;
<作り方>
1. ジャガイモの皮を向いて中まで熱が通るまで煮る or 蒸す。
(皮付きで熱を通して、後で皮をむいた方が美味しいですが^^;
ついでに、もっと手抜きするなら皮をむいてレンジでOK.)
2. ボウルに1.を入れてつぶす。
3 . 塩.、砂糖等で味付けをして、調味料をムラなく混ぜる。
4. 片栗粉を加えて混ぜる。
目安は、粉っぽくならず程よくつなぎになる程度^^;
5. 小判型に形を整えて、油を熱したフライパンで焼く。
いいのかって位、シンプルですね^^;
お好みでバター等を乗せて食べます。^^
あとは、バター醤油や砂糖醤油をかける方もいます。
今回は粉チーズをかけて食べてみました。
まいぶぶさんの記事で、じゃがバターにチーズを乗せてるのを見かけ、
きっと「いももち」にもチーズが合うはず!と思い、試してみたらとっても美味しかったです♪
イモの美味しさをストレートに味えて、かりっと焼けた表面&中のもっちりとした食感が好きです。
揚げないのでコロッケよりもヘルシー。
じゃがバターよりはイモの美味しさを味わえる度は下がりますが、食べやすいです^^;
一応書いておきますが、絶品とか贅沢なメニューじゃなく、すんごく素朴な味わいです;; 母や祖母の味。
どの地域でもあると思うんです。
素朴で、すごく美味しいってものじゃないけど、懐かしくてほっとする何にも変えがたい美味しさを感じる味。
家でも作ってましたし、祖母に作ってもらったり、
小学校の家庭科か何かで作った記憶もある位、なじみのある料理です。
居酒屋でもよく見かけるもので、道産子でこれを知らなかったらモグリ・・・?
ちなみに今回は、北あかりを使いました♪
北あかりは外見は男爵に似てるんですが、
男爵より甘みが強く、内側は黄色がかってます。(なので写真のいももちも黄色ですw)
食感は男爵に近く、さつまいものようにねっとりしてなく、道産子好みの男爵っぽさを残しつつ甘くなったって感じです。
煮物やポテトサラダに男爵代わりに使うと、ワンランクアップしたような気分が味わえます。^^
そのため、普段はいももちに砂糖を入れる事が多いんですが、
北あかりの甘みが強いので、
今回は甘みを引き立てるために少し塩を入れただけです^^
んで、ぼやきなんですが、上に書いた位とっても馴染みのある料理を
最近とある企業が商標登録したらしいです。 (´-ω-`)
しかも申請しただけじゃなく、通っちゃったようで;; ┐(´ー`)┌
商標登録って、一般的に使われてる名詞は通らないと思ってたんですが、
特定の地域で一般的に使われてる名詞は通るんですね。(ーー;
他の地域で言うなら、
いぶりがっこ、きりたんぽ、味噌カツ、しょっつる・・・
それらを商標登録しますか?(・_・;; って位、あっけに取られました。 ○| ̄|_||||
ちなみに登録したのは、道外から来て、北海道でビジネスをしている某企業です。
自分がオリジナルじゃない、生キャラメルも商標申請した
(まだ審査が通ってなく、登録はされてないみたいですが)らしく、
この調子で、石狩鍋やじゃがバター、ニシン漬け、いかめし、ラーメンサラダ、ちゃんちゃん焼きなんかも申請するんじゃなかろうかと;;
あんまりよくない事を考えちゃいました。
(ちなみに商標登録された「いももち」は具体的にどんな商品か知らないです。
今回の「いももち」は、北海道で昔から親しまれてる料理の事を書いてます。)
この企業が「いももち」を商標登録しちゃったら、
私達はこの料理を何と呼べば良いんでしょう;;
居酒屋でも「いももち」のメニューを消したり、変更しないといけないんでしょうか;;
また、「いももち」と名のつく郷土料理は他の地域にもあって、
作り方や出来上がりはそれぞれ異なるものらしいんですが、それらはどうなるんでしょう;;
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