初の築地ネタは、飲食店でも魚を売っているお店でもなく
築地市場内 通称魚がし横丁 8号館にある
墨田書房(東京都弘済会書籍部)。
どうしてもこちらのお店から。
今はネットで色々な情報を手に入れられるし、
本もアマゾンや楽天で買えるけど(しかも最近、無料配送してたり競争が激しくなってますが(^^;)、
本には本の魅力、本屋さんにしかないありがたみを再認識させてくれました。
場所柄、築地を紹介する本、
料理や食材の選び方など料理人向けの本など、
食に関する本に力が入っていて、他の書店では見かけない本も並んでます。
買った本をとりあえず3冊ほど。
築地あるき
築地にハマり、食べ歩いてるご夫婦が
マンガでお店を紹介する本。
漫画?と思われるかもしれませんが、
築地を紹介する本の中でも、内容・紹介されているお店ともに
かなり充実していると思います。
何より作者の方々の
「食べるのが好き」「このお店が好き」「築地が好き」と言う気持ちがびしびし伝わってきて、
これを読んで築地に行きたい熱が一気に上がりました。(笑)
巻末に仲卸に入る時の心得もあります。
私が築地にハマるきっかけを作って下さった貴重な一冊。
カラ-完全版 日本食材百科事典 (講談社+α文庫)
野菜、山菜、きのこ、果物、魚介類と幅広いジャンルの
様々な食材を解説しています。
おなじみのものから、少し珍しいもの
特定の地域ではおなじみだけど、幅広くは知られていない食材まで
紹介されています。
味、調理方法、価格の目安もさることながら
旬と選び方がしっかり書かれてるのが嬉しいです。
築地で買い物をすると普段あまり見かけない食材があったり、
自力で選ばないといけない事が多いので、とても役立ちます。
(築地=美味いのではなくて、ピンからキリまで揃ってる所なので)
文庫サイズなのも場所を取らず助かります。
フルカラーなので文庫サイズにしてはお値段が張りますが、
内容はその価値があると思います。
ハウス栽培、冷凍技術が進歩して旬が見失われつつある中、
旬や季節感を思い出して、楽しい食生活を送りたいと言う気持ちになり、
その手立てになる一冊だと思います。
カラー完全版 魚の目利き食通事典 (講談社+α文庫)
日本食材百科事典と同じシリーズっぽいです。
紹介されている魚は日本食材百科事典に載っているものより少し多い位。
解説はこちらの方が詳しいです。
同じ魚でも品種や産地の違いで細かく分けられていたり、
選び方、産地による味や旬の違いまで解説されています。
さばき方が載っている点も少し専門的になっています。
こちらも文庫サイズ。
少なくとも下の2冊には、 墨田書店に行かなければ出会わなかったと思います。
自分の興味と本をつなぐ橋渡しをしてくれる役割が
本屋さんにはあるんだなあと改めて思いました。
また、今回紹介した本の隣にも面白そうな本が目に入ってきます。
これは本屋さんならではの魅力だと思います。
自分の目で確かめられる点も大きく、
ネットで感想は読めるけど自分で確かめて選ぶのが大事で、
料理だって同じで、評判を聞くより実際に自分で食べるのが一番。
「築地で美味しいもの食べたい!」ってのも良いですが、
こちらのお店にある本で情報を得ると
築地に限らず、食べ物がもっと楽しめるようになると思います。
あ、お店は決して広くないですし、他のお店もひしめきあってる場所なので
立ち読みしてお邪魔になったりしないよう(^^;
墨田書房(東京都弘済会書籍部)
http://www.uogashiyokocho.or.jp/shop/syoseki/s_81_tokyo.htmPR